今回お買取致しましたのは、象牙の撥です。
撥は三味線や琵琶の演奏に用いる銀杏の葉の形をしたもので、三味線の撥は、琵琶の撥の流用が起こりとされています。
三味線の撥は、練習用なども含め、その材料は、木、水牛の角、象牙、プラスチック、鼈甲などがあり、長唄用、民謡用など種目に合わせて形状、大きさなど細かく分化されています。
今回お買取させていただきました象牙撥にも種類があり、ハギ撥と丸撥に大きく分けられます。丸撥は、全体が一枚の象牙で作られており、ハギ撥は手元の一部に別の象牙を接いであるものです。象牙撥は模様の少ないほど生地が良く、特に撥先に皮目の少ないものがよいとされています。
お買取した象牙撥はハギ撥で、重量は約133g程あり、撥先幅10.8cm、撥尻縦2.5cmほどのお品でした。
いわの美術では、象牙撥など撥だけの単体でのお買取も致しております。
押し入れや蔵などにしまったままになっている和楽器はございませんか？いわの美術は、和楽器の買取実績も豊富にございます。
三味線、琴、琵琶、尺八の他、仏具由来の木魚・半鐘、お祭りで使う宮太鼓、篠笛なども買取り可能です。
能楽、歌舞伎、文楽、神事などで使用される和楽器すべてが買取査定の対象となっています。
和楽器の買取りに際しては、お客様のご負担を一切おかけしないよう、考慮しております。 買取査定はもちろん無料で行っており、お品数が多い場合などは全国対応で無料出張買取も致します。
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