今回お買取りさせて頂きましたお品物は箔屋清兵衛の袋帯です。
織元は西陣織陰山織物で、箔屋清兵衛の帯は茶席に締める帯として考案され、仕立てあげられました。
茶人の方は勿論、着物に慣れていない方や、茶席の経験がない方にも向いている、優雅な雰囲気に合う程良い帯を数多く制作されています。
箔屋清兵衛は数代にわたり活躍している帯の職人として有名です。金箔を使用して織られた正倉院文様は上品で、格も高く、大変魅力的な帯を織られる作家です。
袋帯は袋状に織られた女性用の帯で、元々は丸帯を簡略化したことで出来上がりました。格の高い柄の織帯は礼装用にも使え、染帯や柄によってはお洒落やちょっとしたお出掛け等幅広い用途で用いられます。
お買取りさせて頂いたこちらの袋帯は吉祥由来の植物を御印とし、意匠化した格調高い華やぎのある模様です。色柄の調和と織りの重厚な風合いが表現された雰囲気の良い袋帯でした。
いわの美術では袋帯の買取りを行っています。
着物や、小物類もお買取りもしていますので、着る機会のなくなった着物等ありましたら、是非お買取りさせて下さい。
