今回、いわの美術がお買取したお品物は栗原喜依子のリトグラフ「横たわる裸婦像」です。
栗原喜依子は二科会で活躍した画家で、藤田嗣治を思わせる独特の乳白色を用いて、繊細に描いた裸婦像で人気を集めています。
男性画家の描く裸婦像と比べると女性らしさを強調する曲線はあまり見られませんが、女性が憧れるスレンダーな体型の裸婦像が多いのも栗原喜依子の作品の特徴です。
今回、お買取した栗原喜依子のリトグラフは、全部で150枚作られたものだという事がエディションナンバーより分かりました。
リトグラフの買取ではエディションナンバーの分母の数字が買取額を大きく左右し、この数が小さいと発行枚数が少ないという事になり、買取額も高くなる傾向にあります。
一部にシミなどがありましたが、作品の雰囲気を大きく損ねるものではなかったため買取額には大きく影響せず、1点でも十分評価できるお品物でした。
いわの美術では栗原喜依子の作品の買取に力を入れております。
今回は栗原喜依子のリトグラフの買取でしたが、肉筆の油彩画も多く残しており、こちらも高価買取が期待できます。
油彩画もリトグラフも作品の状態やモチーフが買取額に大きく影響してくるため、絵具のひび割れやシミ、汚れなどが無い方が買取額は高くなります。
また、栗原喜依子の作風に似ているけれど作者不明の作品であっても、査定・見積無料のいわの美術まで一度ご相談下さい。
いわの美術に在籍する鑑定士は熟練の知識と経験を持ち、これまでにいくつもの作者不明の作品の真の価値を見極めて買取を行ってきました。
お値段が付かなかった作品などもご一緒に査定する事もできますので、お気軽にお電話、メールにてお問合せ下さい。
