今回、いわの美術がお買取りしたお品物は鳳足石硯です。
鳳足石は福井県小浜市宮川地区で採石される石の石紋が鳳の足跡に見える事から、鳳足石と呼ばれ、その石で作った硯なので鳳足石硯と呼ばれています。
現在では最後の生産者である参河フサ子が亡くなってしまったため、生産されていない貴重な日本の硯です。
外箱やケースなどはございませんでしたが貴重な硯でしたので、高価買取となりました。
今回、お買取りした鳳足石硯は、硯に記された印から参河フサ子が制作した硯で、鳳足石硯は夫である参河竹次郎と共に生産を続けていました。
先に参河竹次郎が亡くなり、2009年に参河フサ子が亡くなってしまったため、現在は生産が行われていません。
日本の硯は資源の枯渇や後継者不足によって生産中止となっている硯が多く、新しく生産される事がないため中古品としての需要が高くなっているお品物です。
使っていない硯の中に日本の硯がございましたら、それは高価買取となる硯かもしれません。使っていない硯がございましたら、いわの美術が買取らせて頂きます！！
硯には大きく分けて中国の唐硯、日本の和硯に分ける事が出来ます。
和硯は鋒鋩が弱く硯面が滑らかなで取扱いが難しく、反対に中国の唐硯は鋒鋩が強く、端渓硯、歙州硯など有名で人気のある硯が知られています。
いわの美術では和硯、唐硯、どちらも買取対象のお品物です。
硯は見た目だけでは判断が難しいお品物です。
いわの美術の鑑定士は硯に関して豊富な知識と経験を持っておりますので、価値の分からない硯であってもお気軽にご相談下さい。
