肩書きなど | 人間国宝、日本工芸会理事 |
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紹介文 | 佐賀県で生まれた染織家です。 木版摺更紗で人間国宝に認定されている作家です。 父親は鍋島更紗の復元に取り組んでいた鈴田照次で、幼い頃から染織に親しんで育ちました。 父親の跡を継ぐため、武蔵野美術学校で日本画を学びます。 卒業してからは江戸時代の鍋島更紗に起源を持つ木版摺更紗の研究を重ねました。 この技法は、文様の輪郭線等を木版(地型)による摺りで行なうとともに、その木版に合わせて彫った型紙を用いて染料や顔料を刷毛摺し、さらに木版(上型)で線描き等を摺り出すという技法です。 大変手間のかかるもので、1000〜2000回、時には3000回以上も繰り返し版を摺るため、創作作品は年に3枚しか作れません。 そのため市場にはほとんど流通しておらず、貴重なものとなっています。 |
略歴 |
1954年 佐賀県で生まれる 受賞する 第45回日本伝統工芸展でNHK会長賞を受賞する |