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作家紹介

5代 伊藤赤水 いとう せきすい

肩書きなど 本名は伊藤窯一(よういち)
人間国宝、紫綬褒章、旭日小綬章、伝統工芸新作展監審査員、日本工芸会参与 
 紹介文 新潟県の佐渡で江戸時代後期から続く無名異焼の窯元・赤水窯の代々が襲名する名称です。
伊藤甚兵衛が佐渡特有の土を用いて作陶するようになったのが始まりといわれています。
5代・伊東赤水は無名異焼で人間国宝に認定されています。
無名異焼は、鉄を多く含んだ赤い土を使って作られ、窯で焼くと炎のあたり方によっては黒く変色してしまう事(窯変)があります。
これらは不良品として扱われてきましたが、5代・伊東赤水はこれこそが無名異の魅力を伝えることができると考え、窯変の作品を作るようになりました。
現在では窯変と練上が5代・伊東赤水の技法といわれ定着しています。
略歴

1941年 新潟県で生まれる
1966年 京都工芸繊維大学窯業科を卒業する
1972年 第19回日本伝統工芸展に入選する
1973年 第2回日本陶芸展に入選する
1976年 日本工芸会正会員に推挙される
1977年 5代・伊東赤水を襲名する
1980年 第20回伝統工芸新作展で奨励賞を受賞する
      第27回日本伝統工芸展で奨励賞を受賞する
      台湾の日華陶芸展に招待出品をする
1981年 米国、英国の日本現代陶芸展に招待出品をする
1982年 第7回アジア芸術祭に招待出品をする
      第1回全日本伝統工芸選抜作家展に招待出品する
1983年 米国、英国の今日の日本陶芸展に出品する
      国立近代美術館主催の伝統工芸30年の歩み展に

      招待出品をする
1985年 日本陶磁協会主催の現代陶芸選抜展に

      招待出品する
      第8回日本陶芸展で最優秀作品賞、

      秩父宮賜杯を受ける
1987年 伝統工芸新作展の監審査委員をつとめる
      日本陶磁協会賞を受賞する
      国際交流基金主催の現代日本陶芸展に

      招待出品する
1989年 日本陶芸展に推薦出品する
      伝統工芸新作展の監審査委員をつとめる
1990年 滋賀県立陶芸の森の陶芸館開設記念展に

      招待出品をする

      伝統工芸新作展の監審査委員をつとめる
1991年 伝統工芸新作展に無鑑査出品する
1992年 秋篠宮殿下が作品を御買上げする
1993年 皇太子妃雅子様御成婚のお祝いとして

      新潟県より贈られる品を謹作した
      ニューヨークの現代日本陶芸展に出品する
1994年 伝統工芸新作展の監審査委員をつとめる
1995年 英国の雑誌に作品が掲載される
      ブランシェット・ロックフェラー奨学基金募金

      オークションに作品を出品する
      英国の日本のスタジオクラフト・伝統と

      前衛に招待出品する
1996年 NHKの番組に出演する
1997年 NHK主催のやきもの探訪展に出品する
      第44回日本伝統工芸展で高松宮記念賞を受賞
      受賞作品が文化庁の買上げとなる
1998年 新潟日報文化賞を受賞する
1999年 新潟県知事に芸術文化部門で受賞される
2001年 伝統工芸新作展の監審査委員をつとめる
2003年 人間国宝に認定される
      日本工芸会参与に就任する
2004年 文化庁主催の日本のわざと美展に

      招待出品する
2005年 紫綬褒章を受章する
2006年 NHK主催の人間国宝展で全国巡回をする
2007年 大英博物館主催のわざの美 伝統工芸50年展に

      招待される
2011年 旭日小綬章を受章する

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