今回、いわの美術がお買取りしたお品物は、鈴木華邨の掛軸です。
鈴木華邨は明治から大正時代にかけて活躍した日本画家で、20世紀初頭のヨーロッパでは葛飾北斎以来の日本画家と高く評価され、知られています。
綿密な描写で、写実的かつ繊細な筆遣いで思わずため息が出てしまうような美しい作品を多く残しています。
今回は、幕末から明治時代に活躍した政治家・谷鉄臣の書いた詩文が書かれており、二人の共作という事が分かります。
掛軸自体の状態は決して良い状態とは言えませんでしたが、大切な部分にはシミや汚れはほとんどなく、軸も象牙を使用していた事を考慮して買取を行いました。
これに共箱があれば、もう少し買取額はアップ致します。
鈴木華邨は、はじめに容斎派の人物画を学び、のちに四条派から土佐派などの浮世絵の要素を加えた独自の画法を築き、花鳥画を得意としていました。
呉服商の息子として生まれ、幼い頃から美しい色合いや華美な雰囲気に慣れ親しみ、芸術的感性を磨いてきました。
その芸術的感性は幼児期には発揮されており、漆器などの図案を制作していました。
また、雑誌や単行本の口絵や挿絵も手掛けており、残されている作品は多くございます。
中古市場でも人気の高い鈴木華邨の作品は、いわの美術でも高価買取で対応しております。
いわの美術では、鈴木華邨以外の作家の掛軸の買取を行っており、作家や掛軸の保存状態によって買取額が変わってきます。
また、1点では買取る事が難しい掛軸であっても複数まとめてであれば買取る事ができます。
他店で買取を断られてしまった掛軸はございませんか？いわの美術であれば何とかして処分にお困りの掛軸の買取を行いますので、まずはお電話、メールにてお気軽にご相談下さい！！
