こちらは、先日お買取させていただきましたお品物は炉縁です。
今回買取の炉縁の作者は、茶道具の指物師として全国的に知られた渡辺可映です。
炉縁とは、炉の炉壇の上にかける木の枠のことで、大別して木地縁と塗縁があります。今回買取の炉縁は、木地縁のものですが、木地の炉縁は、一般的に小間に用いられます。 以前、木地縁は使うたびに洗ったので「洗い縁」とも呼ばれていたそうです。
茶室の炉は、炉壇と炉縁から出来ています。 床板の一部を切り取って炉壇をはめ込み、壁土で四方を塗って炭櫃とし、その中に灰を入れ、五徳を据えて釜をかけます。この炉壇を美化するために炉縁がはめられます。
今回買取の渡辺可映の炉縁は、作者の落款のある共箱付でしたが、木地の炉縁であったため、使用感がありマイナスポイントとなってしまいましたが、他の茶道具とあわせてお買取させていただきました。いわの美術では、ご使用になられた炉縁の買取も行っています。
茶道具の買取も行っているいわの美術では、炉縁も年間に多くの買取実績がございます。
今回買取の炉縁は、木製のお品物でしたが、小間では、桑、栗、杉など木地が使われ、四畳半以上の茶室の炉には真塗のものや美しい蒔絵が施された炉縁が使われることがあります。
炉縁の買取査定の際には、 炉縁の種類によって買取額が変わりますが、中には有名塗師などの作家が制作した炉縁など、高価買取が期待できるものもございます。
今回買取のご依頼をいただいたのは、茶道を嗜んでいた叔母様の遺品整理をされていた方からのご相談でした。
茶道のことはよくわからないので…とたくさんある茶道具の整理に困っているとのご相談で、出張買取にてお伺いし、茶道具のほか、お着物などとあわせて、お客様とご相談させていただきながら、お買取させていただきました。
いわの美術では、無料で買取査定、出張買取も行っています。 今回買取させていただきましたお客様のように、遺品整理やお引越しでお品物が多くてお困りの方、是非いわの美術までご相談ください。
いわの美術では幅広いジャンルでの買取を行っており、専門スタッフによるプロの買取査定により、どのようなお品物でも他店より高価買取するよう心掛けております。
