写真の品、何に使う道具か分かりますか?
こちらの品は十種香札と呼ばれ、茶道の稽古法である七事式で用いられます。
元々香道具として使われていた香札を応用したもので、七事式では順序の決定や点前の点数付けに使われます。
札には裏表に絵や文字がかかれていますが、良いものになるとこの絵や文字を本金蒔絵で表した香札もあります。
写真に写っているようにこちら細長い箱の中に、小箱が10個収まっています。
この10個の小箱の中には片面に絵、もう片面に文字の書かれた札が12枚ずつ入っています。
十種香札は七事式で使われる特別な茶道具で、亭主の点前に点数を付ける「一ニ三之式」や、札で役を決める「員茶之式」などで使用されます。
香札に使われる素材は紫檀や鉄刀木、白竹や桑などがあります。また絵柄部分に蒔絵を施してあるものや、有名作家の作品ですと高価買取も行っています。
いわの美術では七事式の道具をはじめ、茶道具の買取を行っています。
七事式では回り炭で使用する巴半田、且座や廻り花で使う花台や水次、花切り小刀など様々な道具が用いられています。
茶道をされていた方ならこういった御道具をお持ちかもしれません。また七事式以外に普段の茶会で使用される茶道具の買取も行っています。
写真のような道具はございませんか?いわの美術では十種香札など茶道具の買取を行っています。