今回、いわの美術がお買取りしたお品物は松喰鶴蒔絵三段重という輪島塗の重箱で、松喰鶴文(まつくいづるもん)という吉祥の主題を組み合わせたおめでたい文様の蒔絵が施されていました。
輪島塗は堅牢さが特徴の漆器で、昭和46年に制作されたものですが、30年以上前に作られた漆器とは思えないほど輝きを保っており、少し傷が見られましたが、それ以外は細かな傷もなくとても良い状態で買取を行いました。
おせち料理を入れるのにぴったりな華やかでおめでたい輪島塗の重箱でした。
輪島塗は石川県輪島市で生産されている伝統工芸品です。
他の漆器とは違い、木地に生漆を塗り、そのうえに麻や寒冷紗を使った「布着せ」を行い堅牢さに重点を置いた漆器です。
輪島塗は完全分業制で、木地、塗り、加飾と120ほどある工程を作られている漆器です。
そのため、100年以上も使い続ける事ができる漆器としても有名で、家庭によっては代々受け継がれている輪島塗もあるそうです。
使い込む程に味の出る輪島塗は、いわの美術でも高価買取で対応しております。
漆器は日常生活で使用する食器類から、お茶道具、美術品まで様々な漆器が日本全国の漆器の産地で作られています。いわの美術では、どの漆器での買取を行っております。
しかし、漆器は乾燥や直射日光に弱く、漆が割れ、そのままにしておくと素地が木なのでカビが生えてしまう事もございます。
漆器は修理して使う事もできますので、漆が割れてしまったら修理をする事をお勧めいたします。
また、多少の漆の剥がれ、欠けがございましてもいわの美術では買取る事が可能ですが、マイナス評価での買取額となってしまいます。
使うご予定のない漆器はいわの美術が買取ますので、お気軽にお電話、メールにてお問合せ下さい。