買取実績紹介

端渓硯 麻子坑

端渓硯 買取ました


こちらのお品は、以前お買取いたしました端渓硯という中国の硯(唐硯)です。

端渓硯は、中国広東省に流れる中国第三の大河西江沿いにある斧柯山のふもとの渓流である端渓の一帯から産出される硯石で、中国の良硯の四宝の一つです。


端渓の石が硯に使われるようになったのは唐代からで、宋代に量産されて一躍有名となり、この頃に日本へも伝わったとされています。

唐代から採掘された端渓の石は「古端渓」といい、名硯と呼ばれましたが、清末以降採掘されることもなくなりました。その後、1962年に国策により新たに採掘が始まり、その頃より端渓から採掘されたものが、「古端渓」に対して「新端渓」と呼ばれています。

今回お買取した端渓硯は、麻子坑のお品で、これは採掘が再開された後の新端渓の硯になります。麻子坑というのは、老坑に次いで、新端渓第二の有名坑で、今でも良材が出ることで知られています。


概して、端渓石の硯は、石紋の現れ方が素晴らしいだけでなく、耐久性に富み、水持ちも良く、墨が乾きにくいのが特長となっています。麻子坑の端渓硯は、端渓の中でもきめが細かく、鋒鋩が強いので、スムーズに墨がおりることで知られています。 また、細かい彫刻にも向いているということで、今回お買取した端渓硯には、綿密な龍の彫刻が施されていました。

買取査定の際は、墨丘などに細かなキズなどがみられ、多少使用感が感じられましたが、好評価にてお買取させていただきました





中国硯買取ます!


書道具の買取にも力を入れいるいわの美術では、和硯の買取だけでなく、中国硯(唐硯)の買取を積極的に行っています。


書を嗜まれる方にとって硯の良し悪しは重要ですが、専門家によれば良質の硯材は、鋒鋩が堅牢かつ緻密であることに限るとされています。中国硯は、和硯に比べて、鋒鋩が細かく密であるといわれ、書道愛好家からも良質の中国硯は、垂涎の的となっています。

唐硯の中でも特に今回お買取した端渓硯は、鋒鋩の粒子が、細かく均一で、硯の中でも、一番良いとされています。端溪硯の中でも、採掘される坑によってランクがあり、老坑で採掘される原石は端渓硯の中でも最高級品とされています。

唐硯の中でも端溪硯と並んで有名なのが粘板岩の歙州硯です。ここでは、今は原石の採掘は行われておらず、その採石期間が短かったため、大変稀少価値の高い唐硯となっています。


鋒鋩が細かく密である中国硯は、彫刻を施すにも優れており、芸術的価値のある緻密な彫刻を施されたものは、高価買取にも期待がもてます。 また、山から採掘する中国硯の原石には、青花、天龍、魚脳凍、石眼など天然にできた美しい紋様が出ていることが稀にあり、こういった紋のあるお品は高価買取対応となっています。

中国硯のお買取では、端溪硯や歙州硯だけでなく、洮河緑石硯、澄泥硯、翡翠など様々な中国硯を買取させていただいておりますので、ご不要になりました中国硯がございましたら、是非一度買取を強化しているいわの美術にご相談ください。


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