今回、いわの美術がお買取りしたお品物はトウ河緑石硯です。
硯は書道具としての価値の他にも美術品としての価値を合わせ持っており、書道具の中で一番価値が付きやすい道具といわれています。
今回お買取りしたトウ河緑石硯はその名の通り、少し緑がかった色をしているのが特徴で、端渓、歙州、トウ河緑石、澄泥と合わせて「中国四大名硯」と呼ばれています。
今回お買取りしたトウ河緑石硯は彫刻など特殊な加工が行われていない非常にシンプルな物でしたが、貴重なトウ河緑石硯という事で高価買取をさせて頂きました。
トウ河緑石硯は中国のトウ河で採石される緑がかった石で作られた硯ですが、採石場所であるトウ河の氾濫によって採石場所が分からなくなり、現在は幻の硯として新しい物はほぼ入手不可能とされており、高値で取引されています。
現在、トウ河緑石硯といって新品で販売されている物は端渓緑石や新トウ河緑石を使用したもので、本物のトウ河緑石硯ではございません。
そのため、トウ河緑石硯は中古品であっても高価買取となっているお品物です。
緑がかっているけれどトウ河緑石硯かどうかは分からない…そんな硯をお持ちでしたら、一度、いわの美術までご相談下さい。
いわの美術ではトウ河緑石硯の査定・鑑定は無料で行っております。
いわの美術では書道具の買取を行っておりますが、その中でも硯の買取は特に力を入れております。
硯には使われている石によって買取額が変わってきます。
中国の硯は唐硯と呼ばれ、先ほどからお話に出てくる端渓、歙州、トウ河緑石、澄泥の硯はもちろん高価買取が期待できます。
日本の硯は和硯と呼ばれ、雨畑、赤間、雄勝、那智黒などの硯が高価買取となっております。
しかし硯の見た目だけではどの石の硯なのか判断できないかと思います。
そんな時はいわの美術にご相談頂ければ、しっかりと無料で査定を行いますので、硯の事ならお気軽にご相談下さい!!